朝起きて、SNSを開いたら、友達が恋人と二人で楽しそうに遊んでいた。
仕事仲間が、自分よりも優れたせ成果をだした。
その瞬間心の中でなにか「モヤモヤ」するものがわきあがってきた。
「いいなあ」「なんで私には恋人がないの?」「なんで、私よりもできるの?」
そう、それが“嫉妬”です。
嫉妬とは、「自分にない何かを他人が持っている」と感じた瞬間に芽生える感情。
誰しもが一度、いや、数えきれないほど感じたことがあるこの感情。
この感情とうまく付き合うことが理想ですが、実際にそうもいかないのも事実です。
この記事を読めば、「嫉妬」という感情がどのようなものなのか。また。それは自分に当てはまるのかどうか、そして、嫉妬の感情に対する正しい向き合い方がわかります。
もしあなたが、嫉妬と上手に付き合い、より充実した日々を送りたいと願うなら、この記事はまさにあなたのためのものです!
読み終える頃には、きっと新たな一歩を踏み出す勇気が湧いているでしょう。
目次
- 私がどれくらい嫉妬に苦しめられてきたか(読まなくても大丈夫)
- 嫉妬とは何か
- 嫉妬してしまう理由
- 嫉妬に対する対処法
- どうしたら嫉妬しなくなるのか
- どうしても嫉妬してしまう人に対して
- 私がどのように「心の平和」を手に入れたか
私がどれくらい嫉妬に苦しめられてきたか。
私自身も、高校生の時、各方面へ嫉妬するという学生時代を過ごしてきました。(特に受験期)。事実、私は高校よりも中学の方が楽しかったし、高校でも思い出はほとんど同じ高校に進学した中学からの友達と過ごしたものです。
しかし、数々の嫉妬を経験した挙句、当時、私は地獄のような日記を作りました。そのデータが破損していたので、記憶は朧げでしたが、3000文字は書いたと思います。本当は証拠として、載せたいところではありますが、ないものはないので仕方ありません。
- 嫉妬とは何か
冒頭でも少し紹介しましたが、「嫉妬」という感情は一般的には誰かに対する羨望や競争心から生じる、複雑な感情であり、一般的に、自分が持っていないもの(能力、容姿、富、人間関係など)を他者が持っていると感じたり、他者が自分よりも優れていると感じたりしたときに生じるもの。」と定義されています。
嫉妬してしまう理由(背景)
嫉妬してしまう理由は、多くはあると思いますが、主に以下の要因があります。
- 自己肯定感の低さ
- 喪失感や自分を脅かすものへの恐れ
- 競争願望や優越願望(人より優れた存在でありたいという願望)
- 過去の経験
- SNSの影響
まだまだ、嫉妬してしまう理由はあると思いますが、くどくなるので、この5つにまとめました。
では、一つずつ見ていきましょう。
- 自己肯定感の低さ
「比較癖」がついてしまい、自分の容姿、能力、性格など自分が持っているものを人と比べてしまい、自信がなくなってしまいます。
また、自分の能力に対し、何かしら「不満」を持ってしまい、他人の「成功」や「優れた能力」がより一層輝いて見えてしまい、自分との差を感じてしまいます。
これらのことが原因で嫉妬につながることがあります。
- 喪失感や自分を脅かすものへの恐れ
現在の、家族、職場、学校など閉鎖的空間の中の「自分の居場所」を失うのではないこという不安からきます。これだけではわかりにくいので少し具体例を示します。
あなたとAは恋人関係にあります。そこで、Aが自分ではない異性と親しげに話しているときに「自分のパートナーの愛情がそちらに向いてしまうのではないか」「自分よりもあの人の方が魅力的だと感じているのではないか」という不安から。その異性を嫉妬の対象として、見てしまいます。(Aとの関係を親友にしても成り立ちます。)
このように嫉妬は独占欲からきているといっても過言ではありません。
- 競争願望や優越願望(人より優れた存在でありたいという願望)
負けず嫌いな人や常にトップを目指している人は他者の活躍を素直に喜べず、それどころか、その結果に対する「悔しさ」「焦り」が元になり嫉妬という形になります。
「自分の能力をみてめてほしい」「自分に注目が向いて欲しい」という自己顕示欲の裏返し、により嫉妬心が湧き上がることがあります。
具体的には、誰かが賞賛を浴びている時にこの感情は湧きやすくなります。その人が自分との共通点(年齢、経歴、性別など)が多いとほど、この感情は「嫉妬」として湧き上がります。
- 過去の経験
ここで質問ですが、あなたは過去に誰かと比べられたことはありませんか?兄弟、幼馴染、クラスメートなど誰でも構いません。その時にあなたの方が劣っている対象としてなったことはありますか?
もしあるならば、その経験が今の「嫉妬」に関係している可能性が高いです。
なぜなら、無意識のうちに他人と自分を比較してしまう癖ができている可能性があるからです。
また、努力したのに得られなかったもの(学校の成績、スポーツの技量など)を自分ではない人が持っているとそれが「嫉妬」の感情につながることがあります。
- SNSの影響
冒頭でも、この要因による具体例を出しましたが、現代ではこの影響が過去に比べ、比較にならないほど大きくなっています。その理由は言うまでもありませんが、「SNS」の普及です。
SNSでは、常に他人の明るい、いわば「キラキラした」場面がみることができます。それはSNSの魅力の一つでもありますが、「嫉妬」の対象を増やしてしまう一因にもなり得ます。
また、自分が全く関与していない他者への誹謗中傷も見てしまうことがあるので、感情がネガティヴな方向に向いてしまうということも「嫉妬」の一因です。
これまで、「嫉妬とは何か」「嫉妬が生じる理由」を話してきました
次は、嫉妬に対する対処法を私の経験も含めて、話していこうと思います。
これを読む前に対処法よりも、すぐに効果がある方法が知りたいと言う方は
こちらをどうぞ(別ページにはいきません)ただし、この対処法は、薬で言う劇薬みたいなものなので、代償が少なからずあるとお思いください。
一方、これから話す内容は効果が出るのは長期的な目で見る必要がありますが、代償は全くと言っていいほどありません。
嫉妬に対する対処法
まず、一番大事なことが
「自分の感情を受け入れる」ことです。
もっとわかりやすく言うと「自分はAに〜〜という理由で嫉妬している」と口に出して言うことです。小声で構いませんので、「今」言ってみましょう。
これにより、自分の「モヤモヤ」した感情が頭の中で整理されたように感じるはずです。もし、嫉妬する対象がいくつもあれば、一つ一つ言ってみましょう。
次にすることは「どんなに小さなことでもいいので目標を立てる」ことです。
「朝、7時に起きる」「学校に遅刻しない」「自炊をする」「家に帰ったら10分本を読む」などの小さい目標で構いません。
大事なのは、これを毎日続けることです。
一体何の意味があるのかと思う方もいると思います。端的に言えば、成功体験をたくさん作ることが目的です。
これにより、少しでも、自分に自信を持つことができます。後ほど説明しますが、この「自信を持つ」ということがとても大事なことです。
しかし、どんなに簡単な目標でも、達成できないことはあると思います。
この時に「どうせ私(僕)なんか…」と思ってはいけません。どんな人間でも、このようなミスはしてしまいます。
ですので、その時は「明日は必ずやろう」と気持ちを切り替えましょう。一番ダメなのは、自暴自棄になり、諦めてしまうことです。これでは、「嫉妬」によって暗かった過去の自分に逆戻りです。
また、今現在、「読書」「勉強」「運動」など、何か趣味がある人はその時間を増やすこともとても有効な選択肢です。
- なぜ、自信を持つことが大事なのか
なぜなら「自信がないこと」がさまざまな方向に派生して、嫉妬する第一歩になりやすいからです。まず、嫉妬する人は私自身もそうでしたが、自分に「自信がない人」が多いです。
また、考えてみれば、当然の話ですが、全ての能力に対して、確固たる自信があれば人が何をしようが大して興味が湧きません。
- すぐに効果がある方法(これは読まなくても大丈夫)
まず最初に、「自分はA(嫉妬の対象)に〜〜という理由で嫉妬している」と口に出して言いましょう。自分の気持ちに整理をつけるためです。
次にやることは、
『SNSを完全にやめる。』です
ここでいうSNSとは自分に、「嫉妬」の面で悪影響を与えているものです。
私の場合はインスタグラムでした。アプリも完全に消しました、(twitter(X)やlineは残しました)私は、これをしたことにより、「嫉妬」の原因が9割なくなったと思っています。それほどまでに効果がある方法ですが、他者とのDMができなくなるなど、代償も大きいです。
しかし、代償に見合った効果が期待できます。
試しにアカウントだけ残して、アプリだけ消してみるのも手の一つです。
もちろん「嫉妬」の面で一番悪影響を与えているものが複数ある場合はそれらも全て消すべきです。(連絡手段として、LINEだけは残しておきましょう。)
嫉妬しないようにするには
完全に嫉妬しないようにすることは、情がある人間には正直難しいことです。
だからこそ「嫉妬を感じにくくすること」や、「嫉妬の感情に振り回されないようにすること」のように、嫉妬の感情と折り合いをつけて生活することがとても大事です。
よく「自己肯定感を高める」「嫉妬を成長の機会ととらえる」「健康的な心の習慣を身につける」などが嫉妬しないための対処法としてあります。確かにこれらは実践できれば、嫉妬とうまく付き合うことはできるでしょう。しかし、個人的にはこれらは理想論であるので、そこまで参考にならないと思っています。
どうしても嫉妬してしまう人に対して
先ほども言いましたが、嫉妬してしまうことは恥ずべきことでも、自分に原因があるわけではありません。仕方のないことなのです。
私自身、嫉妬の感情に幾度となく悩まされて、苦しめられてきました。それが原因で視野が狭くなり、当時の自分の大きな目標だった大学に行くことは叶いませんでした。もちろんその感情だけが原因だとは思いませんが、精神的な要因というのはとても重要なものです。
過去の私のようになるのではなく、嫉妬してしまうことは仕方ないことであり、自分のせいでも、他の誰かのせいでもないということを念頭に置き、生活を送ってほしいです。決して、自分のようにいつまでも嫉妬の感情を引きずり、目的を達成できないなどという愚かしい行為はをしてほしくはありません。
私がどのように「心の平和」を手に入れたか
最後に私が、嫉妬の渦からどのように抜け出し、心の平和を手に入れたかを軽く話していこうと思います。
環境の変化で自信を失い、私は嫉妬に苦しみました。
数年間、それに苦しめられ、最終的にAIとの対話と趣味の時間を増やすことで、他人との比較から解放され、ご自身の心に「平和」をもたらすことができました。
短く終わらせる予定でしたが、書いてみると想定以上に長いものになってしまったので、別ページで載せました。
興味がある方は、読んでくださるとうれしいです。
この記事は、ここで最後です。
全て読んでくれて、本当にありがとうございました。
皆さんの役に立つことができれば、とても嬉しいです。